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診療内容

診療科目

皮膚科全般 
漢方相談(下記の赤字の疾患は漢方も併用可能です。)

アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、にきび、いぼ、円形脱毛症、帯状疱疹、しもやけ、しみ、乾燥肌、赤ら顔、乾癬
かぶれ、水虫、たこ、水いぼ、うおのめ。ふけ症、やけど、ほくろと悪性黒色腫の鑑別、口唇ヘルペス、口内炎、爪の病気、皮膚がん、水ぼうそう、男性型脱毛症(AGA)など、皮膚、爪、口の中にできるすべての症状の診断、治療を行います。
皮膚の病気は目に見えるため、ご自身で判断し、自己治療を行うことにより、悪化したり、病気が修飾され、診断が難しくなってしまうことがしばしばあります。
皮膚の病気は、ぜひ、皮膚科専門医にお掛かかりください。

下記に治療方針を掲載しておりますので、どうぞご覧ください。


アトピー性皮膚炎

まずアトピー性皮膚炎でお困りの方々にお伝えしたいのは「適切な治療を行うことによって今よりずっと良くなりますよ」と言うことです。
近年アトピー性皮膚炎の病態がより一層解明されたことにより新規の治療薬が開発されました。中等症から重症の方へはデュピクセント、イブグリースなどの抗体医薬品(皮下注射)やサイバインコ、リンヴォクなどの経口JAK阻害薬が使用できます。
軽症の方やステロイド外用薬でコントロール出来ていればプロトピック軟膏、コレクチム軟膏、モイゼルト軟膏、ブイタマークリームなどの非ステロイド外用薬で治療が可能です。
当然従来のステロイド外用薬も適切な使用法を行えばほとんどの方で副作用を上手く抑えながら皮疹をコントロールすることができます。当院ではどの部位にどの強さの薬をどのくらいの量塗るのかを明確にお伝えします。そして症状を診ながら1日1回、1日おき、2日に1回、1週間に1~2回と徐々に減らしていきます。この様な外用法はプロアクティブ療法と言われていて強く推奨されている治療法です。

じんましん

じんましんとは、膨疹(みみず腫れ)が痒みを伴って出没する病気です。24時間以内に赤みが消えてあとかたも残さず再び出現する場合は、じんましんと考えられます。
大きく分けると、直接的原因や誘因なく膨疹が出現する特発性のじんましんと、特定の刺激ないし負荷で誘発される刺激誘発型のじんましんがありますが、特発性のじんましんが日常診療では大半を占めます。
特発性のじんましんの背景因子として、小児ではかぜなどの感染症、大人ではストレス、睡眠不足などがあり、夕方から夜にかけて出現、悪化することが多いです。
刺激誘発型は、食品、薬品、日光、寒冷暴露、発汗などが原因となることがあります。

治療の基本は、原因、悪化因子の除去・回避と抗ヒスタミン薬を中心とした内服療法です。
当院では、難治の患者さんの場合には、より適切な抗ヒスタミン薬への変更(抗ヒスタミン薬は10種類以上あります。)、抗ヒスタミン薬の2倍量投与(欧州では4倍量まで投与可)、補助薬(H2拮抗薬、漢方薬など)の追加などを行います。
それでもコントロールできない方にはゾレア、デュピクセントの抗体医薬品(皮下注射)を使用することにより改善される方が多いです。
難治の方であっても、多くの患者さんは最終的には治癒に至りますが、それまでの間、患者さんの負担を少なく、また不安を取り除きながら治療を行うように心がけております。

帯状疱疹

赤みや小さな水ぶくれが、全身のどの部位にでも出現します。特徴は、左右のどちらか一方に1つの神経分布領域に一致してみられ、多くの場合は、痛み、違和感、痒みなどの自覚症状を伴います。
神経節内に潜伏感染していた水痘・帯状疱疹ウイルス(初感染はみずぼうそう)が、何らかの誘因で免疫力が低下した時に再活性化し、神経節内で増殖して知覚神経を通って表皮に達し、表皮細胞で増殖して神経の走行に沿って皮膚に出現します。
治療は、抗ウイルス薬の全身投与をできるだけ早期にすることが最も大切です。
また、当院では、急性期の疼痛や帯状疱疹後神経痛に対してもエビデンスに基づき、様々な治療を行います。
当院では50歳以上の方を対象に帯状疱疹のワクチン接種も行っていますのでご希望の方は受付時にお申し出ください。

にきび

にきびは、顔、胸、背中にある毛穴の脂質の分泌異常、角化異常(毛穴の詰まり)、細菌の増殖が複雑に関与する炎症性の病気です。
「にきびは青春のシンボル」と言って皮膚科を受診せずに悪化させたり、あとを残したりしてしまう方がたくさんいらっしゃいます。また、思春期の方だけでなく、成人の方にも案外多くみられます。ぜひ適切な治療をお受けください。

当院では、日本皮膚科学会ガイドラインに記載されているエビデンス(証拠)のある治療を、個々の患者様の状態、年齢に合わせて行います。
急性期には抗生剤の内服、外用とベピオ、デイフェリン、デュアック、エピデュオ、アゼライン酸などの毛穴の詰まりを解消する薬を併用します。維持期には抗生剤は中止します。
また、漢方治療、ケミカルピーリング作用のあるスキンケアの指導なども行います。

ほくろと悪性黒色腫の鑑別

皮膚科専門医であれば肉眼でもかなりの確率で鑑別は可能ですが、当院では、ダーモスコープを用いることにより、皮膚のかなり深部までの拡大情報を明確に把握することができます。
肉眼では認識できない所見が明らかになり、より正確な診断が可能になりました。
ダーモスコピーは痛みや出血を伴わない簡単な検査です。病変部にゼリーを塗って、光線を当て、軽く圧迫しながら観察する方法です。
ほかにも、基底細胞癌、老人いぼ、血管系病変の鑑別にダーモスコピーは役立ちます。
少しでも心配な黒、茶、赤、紫色の病変がありましたら、気楽に検査受診していただければと思います。

男性型脱毛症(AGA)

脱毛症には、AGAのほかに一般的な円形脱毛症や女性の方の薄毛など様々なタイプがあり、それぞれ対処方法が異なります。まずは正しい診断が大切です。
AGAは思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が薄くなり、進行していくのが特徴です。細くて短い髪の毛が多くなり、全体として薄毛が目立つようになります。

AGAの原因、治療薬であるフィナステリドやデュタステリド(ジェネリックも取り扱っています)についての説明、効果、副作用など詳しく説明し、納得していただいて治療を開始します。
現在、たくさんの方が治療継続中です。

女性の薄毛

20~60代女性の3人に1人が抜毛や薄毛に悩んでいるといわれています。
更年期や閉経後に、女性ホルモンの分泌量が減少することで起こる女性型脱毛症と、出産後に血中ホルモン濃度が妊娠前値に戻ることで毛髪が成長期から休止期に移り、脱毛する出産後脱毛症があります。

当院では、他の脱毛症と鑑別した上で、女性ホルモン(エチニルエストラジオール)、血行促進作用のあるセンブリエキスや酢酸トコフェノール、9種の天然植物エキス(ローマカミツレエキス、ゴボウエキス、ニンニクエキス、マツエキス、ローズマリーエキスなど)が配合されている育毛ローションをご紹介し、正しい頭皮ケアについてもご説明します。
またエクオールを含むサプリメントを薄毛、しみ、しわと言ったエストロゲンレベルの低下と関連がある症状がある方にお勧めしています。

しみ

当院では、治療としてハイドロキノンという美容液を使用します。
しみのもととなるメラニンは、メラノサイトという細胞でつくられます。ハイドロキノンは、メラノサイトの活動を弱めたり、抗酸化作用によりメラニンの合成を抑制します。さまざまな美白剤の中でも最も効果があります。
また、化粧水として高濃度ビタミンC誘導体配合ローションをおすすめしております。
ビタミンC、トラネキサム酸、Lシステインなどの内服薬も保険診療で処方できます。

医療法人社団 健祐会 あざみ野皮膚科
〒225-0011 
横浜市青葉区あざみ野2-9-11
サンサーラあざみ野ビル3F
Tel:045-905-1241

◆診療時間 
午前9:00~12:30 午後15:00~18:00
◆休診日 
水曜午後、第1.3.5水曜午前、土曜午後、日曜.祝日